(%黄点%)大阪の都心梅田からわずか30分の郊外・箕面市の山から流れ出る何本かの河川には、ホタルがまだすんでいます。
(%黄点%)これらのホタルを守る活動を続けて苦節10年近く、「箕面ホタルを守る会」の地道な活動にスポットライトが当てられ、“おおさか環境賞・準大賞”(豊かな環境づくり大阪府民会議/府民活動部門)を受けることが、このほど発表されました(8/31に授賞式)。
(%黄点%)このビッグな朗報に、同会の会長の石田さん(高校の理科の先生)は「この賞をばねに、箕面のホタルを守り環境を保全する活動を、さらに広げていきたい・・」と決意を新たにしています。
★★ 数は少なくても、美しさは“命の宝石”のごとく・・ ★★
大都市圏内の箕面では、今のところ地方の農村のような数千匹のホタルの乱舞という訳にはいきません。
橋の上などから、1匹〜多くとも100匹余が見られる程度・・。
でも数は少なくても光って飛ぶホタルに、ほとんどの人は感嘆の声を上げます。
そのやや青味がかった金色の光を、神秘的に感じるのでしょう。
まさに“命を持った宝石”ですね。
★★ 『ホタルマップ』を公表 ★★
右は、箕面の『ホタル・マップ』です。
1か所ごとの数はしれているのですが、箕面には“ホタル・スポット”がまだ点々とあります。
でも、この数年で消えたスポットなどもあります。
川にすむゲンジボタルは全体的にはまだ何とか大丈夫ですが、水路・田んぼ・池にすむヘイケボタルは衰退傾向で箕面では「絶滅危惧種」といえるでしょう。
箕面には、陸にすむヒメボタルやクロマドホタルもいます。
街の中に残された林などで、ヒメボタルがひっそりと、しかし美しく光っています。
ヒメボタルは、箕面の山の中にもいます。
山深い勝尾寺園地(勝尾寺の東隣り)で深夜にたくさん光っているヒメボタルを発見したのは、「箕面ホタルを守る会」の大きな功績です。
「箕面ホタルを守る会」はこうした『ホタル・マップ』を作り、公表しています。
石田さんは言います・・「公表することで、ホタルが守れる」
★★ アクティブな活動 ★★
とにかく「箕面ホタルを守る会」はアクティブで、あちこちに出向いてホタルのお話しなどをやっています【写真・・親子向けにホタルのお話(箕面市西南図書館で)】。
また、全市をカバーする「箕面ホタルを守る会」以外に、市内のいくつかの河川でホタルを守る団体が活動しています。
今、「箕面ホタルを守る会」はこれらの団体などと協力して、この秋に『第3回 ホタルシンポジウム』(仮称。10/23(日)のみどり関係のイベント時にみのお市民活動センター(かやの中央)で予定)を開く方向で準備を進めています。
こうして「箕面ホタルを守る会」は積極的に活動の輪を広げ、箕面を“ホタルのまち”にしようとがんばっています。
きっと、こんな活動実績が受賞に結びついたのでしょうね。(%ニコ女%)
【参考情報】
「箕面ホタルを守る会」連絡先
Eメール:qzf03272★nifty.com(通信時は★を@(半角)に)