◇◆その特性とは誰にでもあること◆◇
前回、自分が「ボーダー君」かどうかはわからないと言っておいて
このタイトルはないだろうというわけなのですが、
とりあえずこのタイトルで続行してみたいと思います。
「境界性パーソナリティ障害」の一番の特性は
弱いものイジメが非常に上手いということだと
松尾は捉えています。人は弱いものイジメをしますが、
「ボーダー」は特に上手いというか、
巧みにやりますし、またそれを好む傾向があります。
その傾向を責める気など毛頭ありません。
じっさいにテレビなどをみていると、
弱いものイジメが横行している(?)場面をよく目にします。
そのいじめられ役を仕事としてしている出演者も多くいるのでしょうし、
他の出演者たちも「これは仕事だから」と
割り切っているケースも多いかと思います。
その番組は高視聴率を取ったりしているし、
また、その番組をみることで、このストレス社会に対応している
という部分も大いにあるでしょうから、誰を責めるでもないのですね。
「みたくないテレビは、ただ単にみなければよい」
という結論を持っています。
人をみる—とは、客観性だと思うのですね。
案外、人は客観性を持っているのです。
空気を読めないと言われる特性を持つカテゴラーでも
自分はこれこれができないから、でもこれは得意だから
これができる人と組めば、すばらしい仕事ができる、とか、
その辺を本当に、わかっているところがあるのですね。
自分のこと—しかも生活にかかってくる部分だと、
「火事場の何とか」ではありませんが、真剣に考え、
何とか力も発揮されるわけですね。
ここで、ボーダーの特性に戻りますが、
その客観性はずば抜けていますね。
人の弱みも強みも実によく観察していますし、分析もします。
人の弱みにつけ込むなのですが、
強みを活かす能力も発揮できるのではないでしょうか…?
ものは考え方次第です。
その特性をどう活かすか、だと思うのですね。
そのパーソンが、どう社会と向き合っていくかだと思うのです。
今日、川西で仕事があったのですが、こんなことがありました。
松尾は現在少し体調をくずしているのですが、
それでも事務局長は、
「今日はスケジュール通りに仕事をしなさい」と指示しました。
そこでどう捉えるかだと—これが第一の「社会と向き合う」ですよね。
「自分は体調が悪いのだから、仕事なんかできない」
それでは、社会とは向き合っていないのですね。
『仕事とは自分と向き合い、社会と向き合う行動・活動』
対価をもらい、仕事をする。これが自己を活性化することだと思うのです。
けっきょく、仕事を終えた後は大きな充実感がありましたし、
たしかに疲れはあるのですが、仕事を終えた後の疲れって、
充実した疲れ感のほうがホントに大きい—その解放的な心地よさに浸れますよね。
そのためのフォローも、事務局長はしてくれましたし、
その心地よい疲れ感を味あわせるために、「今日は予定通りに仕事をしなさい」
とおっしゃったのでは、と思えるほどなんです。
それはどういうことかというと、人を食い入るほど見れる特性は、
使い方次第というか、どう活かしていくかなのですね。
へこんですねてひがんだ見方ばかりしていたのでは、
やはり大したことはできないというか、
やはりポジティブ(前向き)に捉えていくことで、
物事とはこれほどまでにスムーズに明るく(楽しく)
取り組んでいけるのですね。
松尾ははっきりと「境界性パーソナリティ障害」という診断を
受けたわけではないので、じっさいの症状の苦しみは
これとは違うものなのかもしれませんが、
周りにばかり気をとられるのではなく、
自分はどう生きていくのか、自分をどう活かしていくのか
後ろ向きにばかり考えるのではなく、やはり前向きに物事に取り組んでいく
その考え方・姿勢が重要だと思います。
自分の欠点を活かしてしまう、活かしてしまえばいいじゃん、
とまで考えていく前向きさって、みている人はみてくれているものだし、
松尾が病気や障がいのことを名前・顔付きで、ネット上で開示しているのも
何かしらの「空気読めない」なのかもしれないのですが、
それによって何かしらの励ましを感じている方も
もしかしたら、いらっしゃるかもしれません。
それは自分の元来、欠点だと言われている部分をどう活かしていくか
だと松尾は思います。だからこれからもネット上で開示していきますし、
みなさんと情報を共有していきたい根っこの部分なのですね。
そう考えさせてくれるのは、まわりの支えだと思いますし、
以前から申し上げていることですが、自分の悪い・良い部分を
理解してくれている方々がいるというわけなのですね。
このように、人を良くみていく視点だし、み合えるキーパーソンがいれば、
その見方ってちがうよと軌道修正も受けれるのだと思います。
(自分にとって)良い人間も、悪い影響を与える人間もいるのが
世の中だと思いますので。