第16回コラボ大学校を開催しました!

10月8日(土) 第16回コラボ談話室を開催しました。
川上時子さん(ピアノ)と松林靖子さん(フルート)による、バッハやグノーのライブ演奏でオープン。
講演は、播磨正一さんによる 「パロディ 人生は斜めに見れば面白い」。長くデザイナーとして活躍された播磨さんは、退職後の長期入院中に、絵と文章で生活をユーモアにつづり、「真似詩+絵」と名づけてブログで紹介したら、「パロディだ」と好評で、今日まで300以上を描いたそうです。
例:CT検査の絵に「輪切りの私」・・原型は「矢切の渡し」?

パロディとは、「原型に対して批評的精神で行う創造的活動」であり、「バレたらまずいのがパクリ、バレなければまずいのがパロディ」。国会中継は、それ自身がパロディだからパロディ化できない。芸術(例:森村泰昌の有名人への変身)、芸能(例:綾小路きみまろの話芸)など、パロディ的世界は日常に数多く見られる。播磨さんの「真似詩+絵」は、笑ってもらうのではなく、見た人の生活にほほえみが生まれてくれれば・・と続けている。パロディに似た言葉に「オマージュ(ものまねの仏語」があり、大学のレポートに教授の論文を借用したことがバレたとき、最近の学生は「オマージュです」と上手に逃げるらしいなど、楽しいお話の連続で、予定の時間があっという間に過ぎました。

最後に千里図書館司書による関連図書の紹介があり、閉会しました。

(やまもと)