■オランダエンドウとは
今から種まきができる野菜としてオランダエンドウを選びました。
エンドウといえばジャックと豆の木や、理科の時間に習ったメンデルの法則等、我々の暮らしに身近な作物です。
それだけに作物としての栽培は古く、スイスの5,000年前の遺跡から発掘されています。
オランダエンドウは莢エンドウのタイプの大莢種。花が赤くスイトピーの新品種のようです。
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鹿児島の地方野菜:オランダエンドウ(おらんだえんどう)
鹿児島県種子島、西之表市住吉地区の神社境内に「オランダエンドウ発祥の地」の石碑が立てられています。
鹿児島の地方野菜として知られるオランダエンドウは、昭和のはじめにカナダから和歌山県にもたらされ、そこから四国九州、西日本各地に広がったものです。
「オランダ」の名が付いていますが、実際には北米産エンドウの品種で、オランダとの関係はありません。
この名前は導入当時、関西に出回っていた「フランス大莢」という品種に対抗する新品種として「オランダ大莢」と命名されたということです。
東日本では小型の絹莢エンドウが知られ、よく出回っていますが、西日本ではサヤの大きな品種が好まれており、その主流の品種がこのオランダエンドウです。
鹿児島県への導入は昭和30年代で、気候と土壌に適したものとして種子島西之表市などをはじめとして広く普及し、今日では和歌山県と並ぶ大産地になっています。
前述した石碑は県内への導入を記念したものです。
また、ハウス栽培が普及して、11〜3月が鹿児島産、4〜5月和歌山、7~9月が長野などとほぼ一年中流通するようになりました。
このエンドウはサヤの長さが10センチ以上、手のひらに入りきらないほどの長さに伸びる品種で、中の豆がまだふくらまないうちに収穫します。
一日遅れるとそれだけで豆がふくらみ過ぎて商品にならないということです。柔らかな莢エンドウとして、煮物・和え物・てんぷらなどに利用され、独特の歯切れのよさが好まれています。
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写真は秋野菜たっぷりのわさび葉寿司とおにぎりです。
先日畑ワサビの苗が届きました。
早速葉と茎を使用の巻き寿司と具たくさんの稲荷と、秋の食材(丹波栗、キノコ類、赤大豆等たっぷりのおにぎり作りました。
さあ! いよいよ待望のわさびの栽培です。食べるわさびもすでに商品化されていますね。
赤そばを栽培しているので、ポリフェノールたっぷりの手打ち蕎麦を作りたく思っています。
葉はわさび特有のツーンとくる香りと辛さがないのですが、葉をペースト状にしてあと何かそばに合う具で食べるわさびを、暖かいおそばにも合うようなのができればうれしいなと願っています。
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