コレステロールと脂質異常症

日 時 平成23年10月15日(土)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 佐々木 勉氏(管理栄養士)
 脂質異常症(高脂血症のこと)の診断基準は「動脈硬化性疾患
予防ガイドライン2007版」によれば、
 ・LDLコレステロール 140mg/dl以上
 ・HDLコレステロール 40mg/dl未満
 ・中性脂肪(TG) 150mg/dl以上 ・・・とされています。
 この症状をほっておくと、動脈硬化が進みます。
 動脈硬化とは、血液中のコレステロールが増えて血管壁に入り込むことで起こりますが、動脈硬化や血栓などで内腔が狭くなると狭心症、完全に詰まると心筋梗塞になってしまいます。
 脂質の摂りすぎで起こる病気としましては、この脂質異常症の他にも脂肪肝・糖尿病・痛風・高血圧・がん等があります。これらを予防するためには・・・・・
 ①食 事 食べ過ぎを防ぎ、脂質を摂りすぎない等、栄養のバランスを考える。
 ②運 動 善玉コレステロールが増える。
 ③禁 煙 タバコの有害物質が血管を傷める。 ・・・等々に配慮することが必要です。
 ただ、厳しい食事療法のために低栄養になることもありますので、ライフスタイルの見直しは、主治医ともよく相談して行うのがよいでしょう。