症状から学ぶ胃の病気

日 時 平成23年10月26日(水)
場 所 宝塚医療会館
講 師 林崎 緑氏(宝塚医師会)
 過去に「胃もたれ」や「胸やけ」を経験された方も多数居ら
れることと思います。
 まず胃もたれですが症状的には、①ムカムカする、②胃が
重い、③お腹が張る、④食欲不振、⑤胃の辺りが痛い等々で
検査をしても異常がない場合もありますが、これの多くは
機能性胃腸症だそうです。
 これには生活習慣の見直しが必要で、「十分睡眠をとる」「ストレスを減らす」「飲酒は適度に」「禁煙」そして「食事療法」等です。
 食事のポイントは、①規則正しく、②よく噛む、③腹八分目、④食後に休息、⑤食材を選ぶ(脂肪分・塩辛いもの・甘みが強いもの・刺激の強い香辛料等を避ける。)等々だそうです。
 また胸やけ(特に逆流性食道炎)の症状は、①1カ月以上胸やけが続く、②胸の辺りに痛みがある、③喉につかえる感じがする。④酸っぱい胃液がこみ上げる等です。
 これにつきましても日頃から、「禁煙」「便秘や肥満の改善」「食後すぐ横にならない」「お腹を強く締めない」「腰を伸ばす」「ストレスの解消」等々を心がけることが大切です。
 もちろん薬物療法という手はありますが、やはり日頃の生活習慣がたいへん重要だということです。