日 時 平成23年11月19日(土)
場 所 大手前大学
講 師 澤崎 至氏(関西ジャズ協会)
豊かな人生を送るためには文化が必要であり、その文化の
最たるものが音楽(特にジャズ)で、これは喜びはさらに喜びを
呼び、悲しみを癒す働きがある由です。
ジャズというジャンルの音楽には、①自由さ(奔放に展開)、
②スイング(身体が動く躍動感)、③ときめき(心をつかむ)の
三つの魅力があります。
ジャズはもともとアフリカから奴隷として連れてこられた黒人の慰めの音楽で、テーマ(素材となっている楽曲)のメロディ・ハーモニー・リズムに基づいて即興的に生み出していくという特徴を持っております。
今回はシャンソンの枯葉(写真の楽譜)をフランスの歌手であるイブ・モンタンの歌と、これをアレンジしたジャズをCDで聞かせていただきました。
聞き比べてどう感じるかは人それぞれですが、確かに癒される感じはしました。
アメリカで生まれたこのジャズは、・・・⇒デキシー⇒スイング⇒ビーバップ⇒・・・と変化していき、やがてブラジルのボサノバやアルゼンチンのタンゴの源泉のような働きをし、いまやフランス、イタリア等のヨーロッパでも台頭してきているとか。
また日本人のジャズプレーヤーも随分と水準が引き上げられてきたそうです。