医療・介護と自然体験活動の恊働プロジェクトの概要

医療・介護と自然体験活動の恊働プロジェクトの概要

認知症の人が、日常接する家族、医療関係者以外とコミュニケーションを取る、また日常生活以外の場所で過ごしたり、軽度の作業をしたりすることにより、認知症の改善、あるいは進行を抑えることが経験的には効果があると言われています。それをより効果あるプログラムとするために、野外自然活動の分野で実施されるアクティビティ(活動・ゲームなど)を医療や福祉機関との連携により応用開発することで、認知症の人に対する医療的ケアが可能になると考えられます。また、それを実施できるインストラクター(指導者、ケア担当者)を育成する人材養成プログラム(研修)を開発することにより、認知症の人を地域コミュニティで支える仕組みのモデルを提示します。

■事業内容:
1 関わる人材育成のカリキュラムづくり
認知症の人へその症状の進行抑制、治療的効果のある自然体験活動を実施する人材を育成するための講習会のシラバスづくり
2 認知症の人への自然体験活動のプログラムの開発と提供
自然の中で感性を開くようなネイチャーゲーム群、身体活動を伴うゲーム群や自然散策、軽度の農作業による認知症の人への自然体験活動のプログラムの開発と提供
3 専門家と連携し、その医療的な効果についての分析