今どきの食の安全

日 時 平成23年11月27日(日)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 永井孝也氏(技術士事務所)
 食中毒を防止するために国では「食品衛生法」を定めて規制
していますが、これはあくまでもスーパー等での販売時の法規で
あって、それ以降はおおむね消費者の責任となります。
 したがいまして、今日安全だからといって、明日も安全である
とは言い切れません。
 すなわち、「食品衛生法」は食中毒に関しては必ずしも万全ではなく、消費者各々が自身の知識や経験に基づいてリスクを回避する努力をすることも非常に大事なことと言わざるを得ません。
 たとえば、『交差汚染』という言葉がありますが、これは「A」という菌のない食品に「B」という菌のある食品をドッキングさせたことにより、「B」の菌が「A」にうつるという現象で、調理時の注意事項です。
 もちろん、人間の身体はうまく出来ていて、全部が全部食中毒になるわけではないのですが、病気や疲れ・高齢化等により身体が弱っているとき等は、特に気を付けなければなりません。
 また震災の影響で放射能汚染にも気を配らなければなりませんが、神経質になるのもどうでしょうか。
 近頃は被爆を恐れてか、子供にレントゲン検査すら受信させない親が増えているとか。
 たしかにレントゲンやCTスキャンでも被爆と言えば被爆ですが、それはごく少量であり、この検査によって病気が見つかって早期治療が可能になるので、それはそれでプラスであるとも言えます。