但馬まるごと感動市リポート(第2回 料理ショー編)

但馬まるごと感動市リポート第2弾!!

料理研究家の明石理香さんによる但馬の食材を使った料理ショーの様子をリポートします。(%ニコ女%)

今回、せっかく販売ブースでそれぞれの地域で作られた農産品や特産品を販売されているので、それらを使った料理を紹介したらどうだろうかということで料理研究家の明石理香さんにご協力いただき、メニューを開発していただきました。

テーマは「ぐるっと但馬食材 但馬めし」です。
但馬で作られた美味しいお米を使ったお料理です。
ショーは11:00、13:00、15:00と3回行われ、
それぞれ試食を50食提供しました。(%ニコ女%)

第1回目は「旬食の混ぜごはん&麹漬け野菜」です。
朝来市殿集落で地元の方々と神戸大学の学生さん等が協力して作った低農薬「交流田米」です。
田植え、稲刈りを手作業を行い、子供たちが作ったかかしにより守られで育ちました。
また、全て天日干しされたため、甘みと粘りが強いお米になっています。
実際、お米を研ぎましたが、米が一粒一粒しっかりしていたのがとても印象に残りました。
このお米に、殿集落でしか食されていない幻の里芋や与布土の方々が地元産のこんにゃく芋を原料として作られたこんにゃく、最上流の清流で育った上八代の粒の大きな黒大豆枝豆を入れた混ぜご飯です。

材料とレシピは次のとおりです。
(材料 5〜6人分)
ごはん(殿) お茶碗5〜6杯分
里芋(殿) 3個
こんにゃく(与布土) 1/3枚
黒枝豆(上八代) 50g
鶏肉 80g
にんじん(殿) 50g
ごぼう 1/3本
出汁 300ml
酒 大1
しょうゆ 大2
みりん 大1/1/2
サラダ油 大1
刻みのり 適宜

○麹漬け野菜 
麹・塩・季節の野菜

作り方
① 里芋は皮をむき1㎝角に切り、こんにゃくは1㎝幅の薄切り、にんじんとごぼうは皮をむきせん切りにします。
② お鍋にサラダ油を熱し①の具材を炒めてから出汁と調味料を加え煮汁が1/3量になるまで煮込ます。
③ 炊きあがったご飯に②の具材を煮汁ごと一気に混ぜ合わせます。

第2回目は「トマトのリゾット風みそドリア&ピクルス」です。
与布土集落で合鴨農法により農薬や化学合成肥料を使わず作られたお米を使いました。
このお米も研ぎましたが、殿のお米よりも柔らかな手触りがしていたように思います。
このお米に与布土のねぎ、発酵した黒大豆の茎や葉っぱなどを混ぜた土で作られた
甘くて大きな上八代のピーマン、味付けには甘みを出すため県産白大豆に地元産青大豆を混ぜたものを使い、麹を通常より多めに入れ、地元「竹泉」の酒粕をかぶせておいしく熟成させた無添加の与布土の緑風味噌を使いました。
焼かずにそのままリゾットとしても食べられますし、グリルで焼いてドリアとしてもとても美味しいです。
今回、時間がなかったのでバーナーで焼き目を付けたのですが、なかなかバーナーが点火しなかったので焦ってしまいました。

材料とレシピは次のとおりです。
(材料 5〜6人分)
ごはん(与布土) お茶碗5〜6杯分
海老 200g
白ねぎ(与布土) 1本
ピーマン(上八代) 3個
オリーブオイル 大1
トマト水煮缶 300ml
コンソメの素 1個
みそ(与布土) 大2
ホワイトソース 100ml
とろけるチーズ 60g
粉チーズ 適宜

○ピクルス
マリネ液・プチトマト・ブロッコリー・カリフラワー他

作り方
① 海老は殻をむき背ワタを取り半分に切り、白葱は斜め薄切り、ピーマンは1㎝角に切ります。
② フライパンにオリーブオイルを熱し①の具材を炒めてトマト水煮缶とコンソメの素を加えて10分煮込み、炊きあがったご飯と合わせます。
③ ホワイトソースとみそを合わせます。
④ 器に②のトマトリゾットを盛り③のソースをかけとろけるチーズと粉チーズをふりグリルで焼きます。

第3回は「海鮮みそごはん&ザーサイときゅうりのごま和え」です。
新温泉町の海上集落の澄みわたる空気、景勝「シワガラの滝」のすぐ下流で育てた
コシヒカリ「うみゃーなー」を使いました。
特徴は、小さく、丸い米粒、ねばりがあるところです。
お米を研いだ手触りは、柔らかい感触がしたように思います。
このお米に日本海の荒磯が育てた磯の香りとしっかりした歯ごたえの三尾のワカメ、
海洋資源は限りがあるため、漁師の方々が量を気をつけながら採っている竹野のサザエ、味付けには海上集落で作られた黒ごまと一味唐辛子を混ぜた芝桜味噌を使いました。
材料を切って、炒めてご飯と混ぜるだけというとても簡単に作ることができる混ぜご飯です。

材料とレシピは以下のとおりです。
(材料 5〜6人分)
ごはん(海上) お茶碗5〜6杯分
ワカメ(三尾) 10g
さざえ(竹野) 100g
しめじ 1パック
キヌサヤ 20g
ごま油 大1
芝桜みそ(海上) 大2

○ザーサイときゅうりのごま和え
ザーサイ・きゅうり・ごま油・しょうゆ・ごま

作り方
① ワカメはざく切り、さざえはスライス、しめじはほぐし、キヌサヤはせん切りにします。
② フライパンにごま油を熱し、①の具材を炒め芝桜みそでからめます。
③ 炊きあがったご飯に②を混ぜ合わせます。

以上3品を50食ずつご提供しました。
食べられた方からはおいしいとのお声をいただきました。
おいしさの秘訣は集落の美味しい野菜などを使うことかもしれませんね。(%ニコ女%)
是非、一度作ってみてください(%音符1%)

次回は、メダカのコタロー劇団の
ステージなどの様子を紹介します。
お楽しみに!

いか