2011年もあと1週間足らず。
今年は色々と大変な1年でしたが、来年は良い年にしたいですね。

さて、先日来日したイケメン国王夫妻とGNPならぬGNH国民総幸福量)という指針が俄然注目されているブータン。
12月の多文化カフェは、そのブータンからの留学生テンジンさんをお迎えし、気になるブータンの文化などをお聞きしました。

ブータンは1907年に独立した新しい国。
現在の国王は5代目で、その父親である4代目国王が、GNHの提唱や伝統衣装の着用といった施策を進めたそうです(%王冠%)。
こういった施策の根本にあるのは、「経済発展と環境保護は車の両輪」という考え方とのこと。すばらしい考え方だな〜と感心しちゃいますね。

テンジンさんはとても流暢な英語で話してくれましたが、ブータンでは学校の授業は英語で行われるのだそう。そして家庭では国の言葉であるゾンカ語を使うけれど、ゾンカ語はとても難しいため、若者はあまり勉強したがらないとのこと。英語がペラペラなのはうらやましいですが、色々難しいところですね。

参加者からも色々な質問が出ましたが、「一夫多妻HOKか?」との問いへの「当事者が納得していれば、一夫多妻も一妻多夫もOK。特に法律はない」という回答には、一同びっくり(%ショック女%)“嫉妬”はないのでしょうか!?

最後に「どんどん都市化や情報化が進んで、特に首都のティンプーはGNHや環境の維持が大変になるのでは?」との問いがありました。実はテンジンさんは大阪大学でティンプーの都市化に伴う問題について研究しており、まだ結論は出ていないそうです。日本での研究がブータン、ひいては日本の幸せに役に立つといいですね(%音符2%)
また、自国の政治を信頼しているテンジンさんの姿が、とってもまぶしかったです。

次回は2月9日の開催です。世界の様々な文化に触れに、ぜひお越しくださいね。
みなさま、良いお年をお迎えください。