認知症予防ゲーム“スリーA増田方式”リーダー養成“青い鳥”講座

新春1月15日から、地元宇治市内で認知症予防ゲームスリーA増田方式の「リーダー養成青い鳥講座」5回シリーズの第9期を開始します。9期目まで続く講座の発端は次の通りです。

 平成21年2月22日、当法人事務所から歩いて行ける距離の“京都文教大学サテライトキャンパス”を無料で借用出来ることになって、近隣の高齢の方達に月2回程度笑っていただく小さな集りが始まりました。
 会場は10人ほどで充分にゲームができる広さです。仲よしグループの方が楽しみにしてくださり、月2回定期的に実施していましたが、「ゲームのリードが出来るようになりたい」との声で、慣れて覚えていただくだけでなく、リーダー養成講座と二部式になりました。翌年の9月に、たまたま通りかかられた看護師のFさんの注目をうけ、元々の方達が腰痛その他で欠席が増えたこともあって、教室の中身が5回シリーズ養成講座にすっかり様変わりしました。

講座に名前を付けるに際して思い出したのは、戦後にラジオから流れていたヘレンケラー来日歓迎の歌でした。
幸福の 青い鳥 青い小鳥がやってきた 遠い国からやってきた〜
覚えている方は後期高齢の方たちだけでしょう。「忘れても幸せ」を願うスリーAゲームの自主講座に“青い鳥”と命名しました。

最初の行きがかりで、出欠自由という形で5回シリーズを実施しています。それで、一人が5回分を順不同で修了するたびに修了証を贈っています。現在、京都府南部各市町から受講生を迎え、自然に広がって、大阪市、岸和田市、八尾市、豊中市、奈良市、生駒市、橿原市、天理市、広島市、福井県鯖江市、岐阜県池田町、千葉市などの遠隔地からも問合せをいただきます。
会場を替えて行うこともあり、2011年12月には8期目が終り、青い鳥講座から58人の修了生を送り出しました。

施設職員の方や、ボランティア活動をしている方たちは、即日レクに使えると言われ、病院デイケアや、病院ボランティア、養護老人ホームや老人マンションでも、スリーAを取り入れて頂いています。
参加者さんのレベル揃えをできない条件の中で、レベルがまちまちで難しいはずの環境でも、それぞれが工夫して出来るかぎり取り組んで、どこでも喜ばれている様子が聞こえてきます。
スリーA増田方式認知症予防ゲームは、まさに幸せをもたらす青い鳥だなと嬉しくなります。

 来年は全国津々浦々に浸透しますように、大きく一歩を踏み出す年となりますように。

高林実結樹