淡水性カメ類(在来種)の保護事業:11〜12月の活動

和亀保護の会の2011年11月〜12月の活動をご紹介します。

実施日:12月4日、17日、22日、27日
活動内容:播磨地域の水辺(ため池・水路・河川)におけるカメ類の観察・調査・外来種の駆除、駆除ステーションの運営、外来種に関する知識・環境問題に対する意識向上のための啓発活動

映像1:農業高校横水路での捕獲調査。以前は多くのクサガメが越冬していましたが、水路の一部が護岸され、段ができて今池から移動がしにくくなったため、今年は4頭しか見つかりませんでした。何らかの対策が必要です。

映像2:曇川ビオトープでのミシシッピアカミミガメ(外来種)駆除。人が入れる水路や川では、カメの動きが鈍くなる冬は外来種を効果的に捕獲・駆除できます。それでも外来種だけはこの日もまだ活動しており、このように噛みつこうとしました。

映像3:天満大池の池干しで捕獲されたミシシッピアカミミガメ。池干しイベントの当日は「日本カメ会議」の出席のため、捕獲のお手伝いはできませんでしたが、県民局の職員さんや地元の皆さんが捕獲してくださったカメを後日引き取り、測定してデータを取りました。全部で47頭でした。

映像4:水が引いた天満大池。何頭ものカメが移動した足跡が見られます。この中に在来種は何頭いたのでしょうか?しばらく水は引いた状態なので、地元の方と一緒に調べてみたいと思います。

映像5:峠池はレンコンがとれる池でしたが、数年前から全く育たなくなりました。原因は池の工事とミシシッピアカミミガメの食害が考えられます。会では神戸新聞の取材に応じて、調査地での外来ガメの生息状況や生態についてお話しました。今後、地元のみなさんと協力して何らかの対策を講じることになるかもしれません。