丹波の森研究所は、「地区カルテの作成」「研究員の派遣」「人材育成」の3点から地域づくりの支援を行っています。
「研究員の派遣」は、平成23年度は2地区で実施しており、そのひとつの丹波市春日町春日部(かすかべ)地区に山本が出かけ、講話やアドバイスを提供しています。
この春日部地区で、12月から、「元気な地域づくり特別事業」(平成23年度丹波市事業)のワークショップ(WS)が始まりました。
12月27日の第1回WSでは、「春日部の現状をつかむ−資源と課題−」をテーマに、3つのグループに分かれて話し合いました。
話し合いのあと、班ごとに発表です。
自然が豊か、人情味が豊か、美味しい食べ物が多いなどに加えて、インターチェンジに近くて便利、「丹波おばあちゃんの里」があるなど、他の地域にはない、春日部らしい資源・魅力が出されました。
その一方で、子供が少ない、結婚しない人が増えた、働く場が少ない、空き家が多く、山畑が荒れている、人任せで燃えないなど、丹波地域に共通する問題や課題も出されました。
ワークショップは、20年後の春日部つくりを目標に、2月末までに5回開催し、計画としてまとめられます。ファシリテーター、意見のまとめ、WS資料の作成などは、すべて地域の皆さんが主体的に行っておられるので、研究員は今後も一歩退いて、側面からアドバイスをしていくつもりです。