『いきいき朗読』(手紙を読む)…60歳のラブレター

(%紫点%) 後期講座(文学・文芸コース)(9月〜1月:全15回講義)の第15回講義の報告です。
・日時:平成24年1月26日(木)午後1時半〜3時半
・場所:すばるホール(3階会議室) (富田林市)
・演題: 「いきいき朗読」(手紙を読む)〜夫から妻へ 妻から夫へ 60歳のラブレター〜
・講師: 野村 康子先生(朗読講師)
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(%エンピツ%) 講義の内容
1.発声練習(毎回、全員で発声練習から始まります)
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*右上の写真は、全員立って、発声練習をしているところです。
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・五十音(・・・キャ・ケ・キ・キュ・ケ・キョ・キャ・キョ・・・)
・外郎売り(・・・小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のと色々に申せども、平仮名をもって「ういろう」と記(しる)せしは親方円斉ばかり。もしやお立合のうちに・・・)
・発声練習の基本⇒①腹式呼吸による発声 ②正しい発音(口の開け方、顔の表情筋の使い方) ③肩の力を抜く ④毎日、鏡を見ながら発声練習

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2.今日の題材「手紙を読む」
「夫から妻へ 妻から夫へ 60歳のラブレター」 (NHK出版 編)
・夫婦として共に歩み、節目の時をを迎えた二人。夫婦とは何か、人生とは何か、立ち止まって考えてみたくなる熟年世代に向けた本(NHK出版)から、手紙7通を選んで、今日の朗読の題材。

☆妻から夫へ
何でも物を大事にするあなたへ
けんかの後で、
あなたは何でも大切にするのに
どうして奥さんは大切にできないの?
と私が聞いたら、
「お前さんは物じゃないもの、俺の一部だものなあ」とつぶやいた。
それなら いいか・・・・・・。
(神奈川県横浜市 63歳)

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☆夫から妻へ
私が先に死んだら
新しい奥さんをもらいなさいよ。
いいとも、その時は
うんと若いかみさんをもらおうか。
そんな話をしたことを覚えているかい。
あれは、冗談のはずだろう?
それなのに、ほんとうに先に逝くなんて
そりゃないよ。
でも、心配するな。
なんでもひとりで出来るようになったんだ。
掃除だって、洗濯だって、
ちゃんとやってるさ。
料理だって、立派なもんだ。
きみに見せたいくらいだ。
でもな〜
でもな〜
ひとりぼっちで笑うのって
むずかしいよ・・・・・・。
(東京都世田谷区 52歳)

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(%赤点%) 平成23年度「後期講座(文学・文芸コース)」(9月〜1月:全15回講義)は、今日(1月26日)で終了しました。講師の先生並びに受講生・聴講生の皆様に、厚く御礼申し上げます。

(%ノート%) 今後のスケジュール
(%雪だるま%) (2月は冬休みです)

(%緑点%) 3月から「前期講座(文学・文芸コース)」(3月〜7月:全11回講義)がスタートします。
*第1回講義
・日時:3月1日(木)午後1時半〜3時半
・場所:すばるホール
・演題: 「徒然草」〜心と言葉〜
・講師:小野 恭靖(おの みつはる)先生(大阪教育大学教授)