吹田市報にお知らせを掲載してもらった2回目の相談会。9月の初回は全くの空振りで2時間参加者が来るのを待ち続けました。今回も皆で余り期待しないでおこうと、始まる前から慰め合っていたのですが、開始時間少し前に一人の来場。
どんなことしてるのかしら
この方は、私達の活動がどんなものか見学に来られました。府営住宅にたくさんの空き家があるのにその中からポツリポツリとしか募集がないのはどうしてかと疑問に思われていました。そう言われてみればそうですね。どうしてでしょう?
借地は地主との関係が難しい
開始1時間後くらいにお二人目の来場。この方は、千里ニュータウン外にお住まいで、借地に住居を所有されているとのこと。この住居を中古で取得されたようですが、築後約60年の木造のため、耐震の問題や既に腐食などで住みずらくなっているので建替えたいが、地主が許可してくれないのでどうしたらよいかとの相談でした。
借地の場合、借地契約書に建て替えを認める項目がないと原則借地上の建物が解体などによって消滅した時点で借地契約そのものが終了します。しかしながら、現実には永らく居住してきた実績(この方は取得する前からこの家に賃貸で居住していたので通算約60年)である居住権の問題などで単純には解決できません。
そこで、この方にはまず市役所などで行っている無料の法律相談などで相談した後、少々費用はかかりますが弁護士などの力を借りて合法的に建て替えをすることを勧めました。そして、そこまでするのに抵抗がある場合、地主の同意が不要な大規模リフォームをされることも一つの方法であると付け加えました。
つぎの相談会は
本日の住宅相談会への参加者はお二人でした。少しずつでも地域で認められていけば、と次回も2ヵ月後の開催を予定することにしました。