昨日、にっち倶楽部の最新号をほとんどの地域へ発送し、
今日、元灘中・高の国語の先生、
橋本 武さんにお会いしてきた。
先生タイプが苦手な私は、
おっかなびっくりのインタビューとなった。
明治45年生まれ、93歳の橋本さんは、
「青蛙人形館」と称するお宅に一人住まい。
壁に備え付けの書棚にぎっしりの本と、
至る所に置かれた世界各国から集めた蛙の人形に
とり囲まれた生活。
素敵な居場所を作っていらっしゃることに感激。
写真のようにえんじ色のパンツに黒を基調としたブラウスがおしゃれ。
背筋もシャッキリと伸びて、学者的風貌にひきつけられた。
ともかく、書くことが好き。夫人を亡くした90歳から書き溜めた
ガリ版刷りの『折々のうた』は、第九集になった。
「青蛙流短歌」で一人暮らしの老いを詠み、
雑文を書き連ねる。
そしてライフワークの『源氏物語』の現代語訳。
85歳から始め、今も続いている。
もう少しで完成だとか。
その自製のガリ版刷り和綴じ本も見せてもらった。感動。
さて、この凛とした魅力的な男性をどのように表現するか、
しばらく、悪戦苦闘が続きそうだ。