路面電車のまち、広島にておこなわれたチャイルドライン全国フォーラムに参加。
やはり、女性のパワーが強く・・ 学生もちらほら。比較的年齢層は様々だったように思いますが・・ フォーラム全体には350人ほどが全国各地から集まったそうです。すごい熱気でした!
午前中の全体フォーラムに参加できなかったので残念でしたが・・ 分科会の模様を少々お伝えします。
●分科会3:連携と協働(行政・企業)
多機関との連携委員会を、チャイルドライン支援センターさんで設けており、以下の視点で検討をされている。
【連携の視点】
・研修
・資金調達
・広報
・社会発信、政策提言
(・こどものニーズにこたえる)=こちらについては、別途1月21日に東京でフォーラムを開催、検討の場を設けるそうです。
→子どもたちの中でひろがるSOSを敏感に感じ取って対応する、そこにどう踏み込むか?権利侵害に対する救済につなげていくこと検討していく。(縦割りの行政は壁。そこに対応できる中間支援的組織が必要!)
行政と3つの団体さんから報告。各団体協働の仕方を模索中というのが現状。先進事例といえる活動をしている団体さんの話にはヒントがあったと思うが、今後、先進事例をどのように各地に展開できるのか、が大事、ですね。やはり、ポイントだったのは、
●行政とのうまい関係性構築をどうしたらいい?ということ。
それぞれ非常に地道に、行政サイドに地道にアプローチを続け、長い時間をかけて関係性を構築されています。
(%青点%)そうはいっても、教育委員会とのからみ等難しい(例えば、ちらしづくりにしても、子ども達に不信感を与えないように配布したいが、公的な機関の名前を入れざるを得ない、といったことも・・)という現状も。
そこで民間への働きかけをうまくおこなったのが、チャイルドラインin MIYAGIさん。
『地道に街頭での資料配布等をこころみた。そこをマスコミが注目、PRしてくれた。その実績をもって行政へ・・』
※何をまず、大切にするかを考えて、行政等公的機関とつながっていかなくてはならない。子どもたちがどんなことをきにしているのか。(誰にもいわないで、学校からの調査だと書きづらい・・)そのことを伝えていくことが重要。(行政は、うまく利用するべき?!)
(%青点%)プロジェクトとして、行政が横串で対応できるように働きかけを行っているのがMIEチャイルドラインセンターさん。各室の室長が集まって協議してもらわないとはじまらない!と。
※知事等のキーパーソンは重要だが、それだけではない。各担当との地道なかかわりを持て行くべき、と、皆さん時間のない中で、本当に苦労されている。一方、行政側、助成等する側の現状認識レベルはどうか?といえば総論ばかり・・ 担当も替わることが多く、NPO側が専門家。いろいろ教えてほしい、といった要望もでてきているという。
(%青点%)企業との連携については、ひろしまチャイルドライン子どもステーションさん。子どもを守るというNPOの考え方と企業の考え方があったところからスタートするものである、と。(例えば、中国地方の大手企業のお話が。環境に特化してしまっていて、未来を支える子どもへの支援だ、といっても動いてくれない、といったことも・・『公平性の考え方は何か??』を聞いていきたい、と発表者上野さんはおっしゃていました。)
最近いろいろなところで、協働に関するシンポジウム等話が出ているが、やはり、各主体の意識変革とそれを支える制度・仕組みづくりが大切ですね。
(%エンピツ%)また、今回の三重の事例(子どもの心を受け止めるネットワークみえ)のように、1団体だけでなく『子どもを守る』という活動をしている団体がネットワークを組み、中間支援組織的にサポートする組織をもって対応していくことも大切だと感じる。資金調達についてもしかり、お互いに専門としている部分を知り、何かあったときに協力しあって、即対応ができるような体制を地域ごとに気づいていくこと。(中には、どうしても相容れない団体さんもいるようであるが、各団体さんの主義主張を犯すものではない。一つの団体では難しい資金調達等、ネットワークを組んだ方がお互いメリットになることを模索しては!!) 特に、子どもを守る観点で活動している団体さんはサポートを得にくい環境にある。ぜひお互いにプラスになる方向で検討していってほしいですね!
子どもNPOと各主体が関係づくりを模索している今、やはり、お互いの考え方、課題、できること、これからやろうとしていること等を共有すること。それが基盤になると思う。(このNPOブログコミュニティでは、今、いろいろな情報発信がおこなわれてコミュニティが広がりつつある。NPOの皆さんは、日々の活動を魅力的に伝えている。今までと違った、各主体との新たなコミュニケーションツールの一つとして、ブログのような情報交流をアクティブにできるようなものも、活用できるツールの一つではないだろうか・・)
(%ニコ女%)分科会後、皆さんが声を掛け合っていました。
『また、がんばっていこうね!』と・・・
何日か心身共に集中していた皆さんなのに。改めて“すごいパワーだ!”と思いました。
(%音符1%)懇親会では、全国各地のチャイルドラインの方々一堂に会して。ちょっととまどい?!の中、いろいろとお話してくださったしながわチャイルドライン(03-3494-8872:金19時〜22時開設)の皆さん、ありがとうございました!!