今回は、障碍児者の入浴サービスについてです。
よく震災後の避難先などで、被災者の方の要望としてとても多い、あったかいお風呂。

浮力のある湯の中では緊張もとれて、とても楽になれる障碍児も多いのですが、
体が大きくなっても、かなりの介護が必要な子どもの場合、家族だけで家庭のお風呂に入れることが危険な場合があります。 そんなときは、各市区町村に依頼し承認されれば、最低、看護職1名と介護職2名の3人がかりで、巡回サービスや施設のお風呂に入れてもらうことができるのです。 
対象児(者)は身障手帳1.2級、または愛の手帳1,2度を持っていて家庭での入浴が困難な場合です。(写真はイメージです)
 
回数は市区町村によって違います。(もしかするとこのサービスのない自治体もあるかもしれません。)ちなみに世田谷区では巡回入浴の場合年に50回が上限なので、世田谷区の障碍児たちは だいたい週に1回入浴ができることになります。

入浴の手順は、看護の職員さんが血圧や体温などのバイタルチェックをしたあと、全ての職員さんと、場合によっては家族の人も手伝い、入浴させます。 
(%赤点%)浴槽の組み立て (%青点%)お湯はり (%緑点%)入浴 (%黄点%)湯上りの世話 (%紫点%)お湯の排出 (%赤点%)浴槽の解体 と、ここまでで約40〜50分の行程です。

職員の方は真冬でもみんな半袖で作業されますが、
「お湯を使うので寒くないんですよー。(%ニコ女%)」 とのこと。
多いときは一日に8件くらい訪問するそうです。

様々な福祉サービスが支援費制度に移行しましたが、この入浴サービスは無料。
(巡回入浴の場合、水道や電気代の負担は発生します)
年に1度、自治体によって業者が選定されています。

詳細は各市区町村の福祉担当課に問い合わせてみてくださいね♪

(%エンピツ%)竹中かおり