先週の土曜日は午前中にCAP全国研修セミナーに参加して
午後はレイプクライシス・サバイバーズネット関西さんが主催する
メディアリテラシー講座に参加しました。
講師はフェリス女学院大学の諸橋泰樹さんです。
講座ではCMの中に潜むジェンダーの語られ方について議論しました。
男の子向けのおもちゃのCMでは、
何かの危機を知らせる出来事があり、
その危機を救うために立ち上がると言うストーリーなのですが、
色遣いは原色、派手なCGを駆使し、何でもありです。
台詞も体言止めが中心で、たぶん武器の名前だと思うけど、
「なんたらビーム!」みたいな感じばかりです。
そして、カット割が激しく敵らしきものの姿が瞬間的に挿入されて
いたり、とにかく何でもありの世界です。
一方、女の子向けのおもちゃのCMは
基本的には複数の女の子が家の中で遊んでおり、
色調もパステルカラーで、音楽も単調で、シーンも
3シーンぐらいです。
台詞はおもちゃの遊び方を説明しています。
このようなCMを小さな頃から見ていると、
女性らしさとか男性らしさを刷り込まれてしまうのでしょうね。
男の子のCMは正義のためなら、何をしても良いみたいな感じだし、
逆に女の子のCMは女の子は家の中でマニュアル通りに遊ぶのよみたいな
感じで恐いですね。