【12/18(日)上映】「踊りの記憶」アントニオ・ホセ・ペレス監督からのメッセージ

うづです。

さて、あさって18日(日)に迫った、スペシャル・ライヴ+上映イベント
EARTH VISION in 新宿御苑「響きあう先住民のリズム」。

上映作品「踊りの記憶」の監督
アントニオ・ホセ・ペレスさんのメッセージがとても素敵なので、
ここに紹介します。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
先住民を描いた多くのドキュメンタリーは、
「滅びゆく部族」という神話を作り続けている。

そこでは、先住民が「進歩」と「発展」という
情け容赦のない侵略者によって、自らの土地を奪われ、
その伝統文化が「主流文化」と「グローバリゼーション」という
大きな流れに翻弄されている、というふうに描かれている。

このような映像の制作者は、やがて消滅し、
「ライヴ」では2度と見ることができなくなるであろう儀式や踊りの
記録を取ることだけに甘んじているといえる。

フィリピンの先住民に関するドキュメンタリーの制作を始めてから、
私たちが考えたことは、部族社会を、犠牲者としてではなく、
むしろ自らの土地と生活様式を守るための力強い闘いの勝利者として
描きたいということだった。

実際、映像を撮っていく中で、そのようなコミュニティで生きる
多くの勇敢な人々に出会った。
この作品は、彼らの希望に声を与えるものである。

彼らの踊りの記憶は、永遠に生き続けるであろう。
スクリーンや博物館の中に、ではなく、
太古より彼らの祖先のものであった
聖なる大地を踏みしめる、彼らの両足によって。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
 EARTH VISION in 新宿御苑 vol.10 

■□■ Special Live & Screening 響きあう先住民のリズム ■□■

日時: 2005年12月18日(日)
 午後1時30分開場 午後2時開始4時終了予定

スペシャルゲスト: 哲Jさん
 (イダキ奏者 ディンカム・オージー倶楽部代表)

協力費: 500円 ※事前予約不要 

会場: 新宿御苑インフォメーションセンター
 http://www.shinjukugyoen.go.jp/access/img/map.gif
 http://www.shinjukugyoen.go.jp/access/img/gyoenmap.gif

 ★新宿門の隣にある建物です★
 新宿駅南口から徒歩10分・新宿御苑前駅から徒歩5分
(東京都新宿区内藤町11 TEL: 03-3350-4143)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=