先日の高校選手権大会に滋賀県の野洲高校が初優勝を果たした。この高校の監督は自分にサッカーの経験がないにも関わらず、海外のサッカーの魅力に惹かれ指導者になったという。そして、自分の力で海外で勉強したりして日本に足りないもの、サッカーの経験がない純粋な目だからこそ見えたものがあったらしい。その成果で3学年16人しかいなかった部員も今では100人を越すようになっている(%ショック男%) 決勝を見ていると、野洲高校の選手は一人一人が個人技を発揮しのびのびとプレーしていた。強豪、鹿児島実業の気迫と根性をあざ笑うかのように交わしていた。本当に『すごい!!』と思ったし、素人が見ても楽しいサッカーだったと思う。チームを自分の型にはめようとすると、子供のアイデアは無くなってしまい個性が死んでしまう事はよくあるし、放任しすぎて子供が言う事をきかない例もたくさんある。『個性の尊重』と『役割分担』がはっきりしていれば最高のチームが出来ると見ていて思った。
今のうちのチームには、『個性』は存在している。この子はこういうプレーが得意なんだ、とみんなが理解している部分がある。でも、『役割分担』がはっきりしていないから個々の能力が最大限に発揮出来ていないと思う。自分の未熟な指導の中で信頼してくれている子供の為にも、今は一切の妥協はしないし結果が出るまでがんばりたいと思う。確実に1年前よりもうまくなっているみんながさらに上を目指すには『チームで一つ』になるしかない。個人個人の力があってもバラバラの考えでは一つになれない。お互いの意見を言い合え、理解し合えるチームにしたい。残り半年の今のチームを何とか大きくしたいと思う!!自分の指導の方向性を見せてくれた野洲高校のサッカーはいいきっかけになった。今まで以上にがんばって成果を出したいと思う。。。