イラクでは、12月15日にイラク新憲法に基づく国民議会選挙が厳戒態勢の下行われました。今回の選挙には、1月の選挙をボイコットしたスンニ派も参加し、国民の約7割が投票しました。また、多くのイラク人が住むヨルダンでも、アンマンを中心に12ヶ所の学校が投票所として使用され、12月13日からの3日間、在外選挙が実施されました。今後、開票結果を受けてイラク戦争後初の正式政権が発足する予定です。

 一方、バグダッド市内では、ユニセフとの協力との下進められている学校修復事業に加え、11月末よりジャパン・プラットフォームとの協力の下、14校の小・中学校の修復が新たに開始される予定です。この事業の実施により、約9,700名の子どもたちがより良い環境の下で勉強することができるようになります。

 2006年がイラクの人々にとって平和を実感できる年となるよう心から願うとともに、イラクチームのスタッフが一丸となって質の高い事業を実施していきます。

アサヒコム「国際支援の現場から」 好評連載中!