JENはアフリカのエリトリアという国で女性自立支援事業を行っています。エリトリアは主に7つの民族からなり、民族によってクリスマスの過ごし方も様々です。
首都アスマラ周辺の高地に多いキリスト教徒は伝統的なギーズ暦に従って、お祝いします。(ギーズGeezとは、簡単に説明するとエチオピア・エリトリア周辺の古代からの文化で、独自の文字や言語、それに暦を持っています。)ギーズ暦によるクリスマスは毎年12月28日、私たちの使う暦では1月7日にあたります。敬虔な方は、クリスマスの40日前から、「断食」=肉・卵・乳製品などの動物派生食品を食べなくなるそうです。ただし、食べる時間は制限されず、アルコールもOKです。
一方、イスラム教徒は断食の仕方がキリスト教徒と違うので、イスラム教徒が多いジェンの事業地ガシュ・バルカの養鶏組合は、「卵」断食の影響を受けなくて済みそうです。
写真はエチオピア・エリトリア料理の「クットフォ」といい、生のひき肉を油で和えた伝統的なエチオピア・エリトリア料理です。写真のクットフォはチーズとハーブも混ざっています。白いクレープのようなインジェラ(テフという穀物を発行させたもので、酸っぱい)で巻き、赤い唐辛子粉末をつけて、いただきます。生肉ですが臭みもなく、お刺身のような舌触りです。