かごしま保健医療福祉サービスを考える会さんにお邪魔しました

最近の寒さが嘘のよう!鹿児島の真っ青な空と暖かな陽差し・・ 高田さん、大野さん、お忙しい中お時間を頂き、ありがとうございました!

特定非営利法人かごしま保健医療福祉サービスを考える会(=NPOかごしまネットHPより)は、鹿児島大学医学部付属病院をはじめ専門家、自治体、地域住民と連携して取り組みを進めている団体。6年前より「虐待問題事例検討会」等を立ち上げ自治体に勤務する保健師をはじめ、大学研究者の皆さんとともに検討を進められてきた。検討を重ねる中で、『援助側の質を上げることの重要性』を痛感。“その手法とは?連携とは?質のあがるプログラムを作ろう!”ということで、援助側の質をあげるサポートを進めるための組織としてNPOを昨年度立ち上げられた。『子どもの安心と安全を保障する地域づくり事業』等展開されています。

私たちが様々なNPOさんにお話を伺っている中で、子どもを取り巻く環境が非常に複雑化している中、親と子をはじめ、社会全体の“コミュニケーション不足”を強く感じていた。その『コミュニケーション』の意味について、大野さん、高田さんからご指摘があったのは、『信頼、関係性』(“コミュニケーション”という言葉は曖昧に使われることが多いですが、込められる意味は明確にしなくてはならない・・)
(%青点%)『虐待問題は、関係性障害である』というお話しも。
複雑な要因、人との関係性の中で、いろんな支援・体制が必要であり・・・ 保健師である高田さんは、『今の時代、他者(子ども・家族)のためにしてあげること、エネルギーを使うことへの充実感を忘れているのでは』、と強くおっしゃっていました。

ネットワークづくりも重要な要素。かごしま保健医療福祉サービスを考える会は具体的な支援体制として、医師をはじめ専門家との連携にて検討を進められていますが、その現場からあがってくる事例から、特に『出産期・乳幼児期から親の気持ちをサポートする体制が重要』というお話しがありました。
#親と子どものコミュニケーションの大切さ。子どものサインを読み取れない親がふえてきている・・母子相互作用が、虐待の一次予防!

 地域の病院や、自治体、地域のお母さんたち、様々な主体とネットワークして活動をすすめている高田さん、大野さんがかごしま保健医療福祉サービスを考える会として今後力をいれていきたいと考えておられること。
(%緑点%)子育て支援NPOとの連携を充実させていきたい。親の悩みを打ち明ける、安心して関係性をもつ場づくりを。子育て不安を吐き出せる場所。母親の気持ちを安定させることが大切・・
(%緑点%)潜在的な要素をもっている人たち(=療育をしていても不安は続く。。)など、いろいろな立場の方々の意見を聞きたい。
(%緑点%)障がい児をとりまく環境、その社会の見方を変えていくこと。ハビリテーション(=その人の特徴としてとらえて活かしていく)の考え方が大事!

地域によって、子どもをとりまく環境も変わる。鹿児島は離島の問題も。。様々な問題がありますが、各地に高田さん、大野さんのようなキーパーソンがいて、地域全体を盛り上げていく取組が広がっていることを願います!!

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