小学校1年生の女児が殺害される事件が相次ぎ、またその事件の余波で
各地で連れ去り未遂事件が多数報告されていると報道されています。
そのため、「子どもを守る」取り組みが、各地で盛んに行われていますし、
マスメディアもこぞって特集をしています。
子どもから大人までの性被害のケアと、性的問題行動・加害者のケアをしている立場から、
キララ☆ネットでも、「子どもを守る」ことについて、考えていきたいと思います。
まず、今回は、ゴンゾーさんの記事に関連して、
昨年の10/31に書いた「不審者像の誤解」の続編です。
(%ノート%)加害者の格好
子どもを狙う人は、子どもに近づくために、子どもに警戒されない格好をすることが多いのです。
『つばの大きな帽子をかぶって、マスクをつけて、黒いサングラスをする』
といういわゆる「不審者」のステレオタイプは、いつ、どこで生まれたのでしょうか???
単なるイメージに過ぎません。
あの、ドロボーがからくさ模様の風呂敷をかついで・・・というイメージと同じで、
実際とは大きくかけ離れています。
子どもを狙う人は、どこにいても不自然でない人です。
そもそも、「不審者」ってどんな人のことを言うのでしょうか?
(%ノート%)加害者の特徴
子どもとコミュニケーションをとるのが非常に上手な人です。
なぜなら、未熟な人であることが多いので、子どもの気持ちに入りやすいからです。
しかし、同年齢の人とはコミュニケーションをとるのがヘタです。
社会的立場もそれぞれです。立派なご職業の方もいます。
また、加害行為は、思春期頃から始まることが多いので、加害者が大人であるとは限りません。
(%ノート%)加害者は子どもの知らない人?
実は、子どもが被害を受けるのは、数少ない統計から明らかになっているのは、
加害者は子どもが知っている人、身近な人であることが多いのです。
これらの「不審者に気をつけて」「知らない人について行かない」というメッセージだけを強調して流したのでは、子どもに混乱を与え、万一の時の判断力を奪ってしまいます。
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「被害に遭う場所・時間」
「被害者像の誤解」
「そもそも、被害って?」
「最近のロリコン事情」
「子どもの自己防衛力を育てるためには」
を順にアップする予定です。 *変更の場合も