子どもが被害に遭うのは、屋外とは限っていません。
このことを理解していただくためには、そもそも子どもの被害とは何か?を
整理しないといけないのですが、それは追って詳しく書きます。
とにかく、子どもが被害に遭うのは、屋外とは限りません。
子どもが小さければ小さいほど、屋内での被害が多くなります。
ある調査によると、年齢に比例して屋外の被害が増えているようです。
それは、子どもの活動範囲が広がることと比例していると考えられます。
「一人で外出しないで」という注意は、
①見知らぬ人による
②屋外での被害に
限定したもので、その条件に当てはまった場合のみ、有効です。
それ以外、つまり、屋内で、知っている人からの被害に対しては、無防備にさせてしまう恐れがあります。
ましてや、虐待など、家庭で被害に遭っている子どもに対しては、何の手立てにもなりません。
しかし、残念なことに、条件からはずれている場合が多いのは、ここに書くまでもなく、
統計を引用するまでもなく、周知の事実ではないでしょうか。