みなさんは、昔好きだった映画やドラマを
今見てどう思われますか?
「懐かしかった」「昔見た時と印象が違う」
いろいろ思われるでしょうネ(^^)。
今日夕方、たまたまケーブルテレビを見ていると
今から15年前(私が中学二年生の時で、湾岸戦争が起こった時期)
に放送されていたTVドラマ
『東京ラブストーリー』が一挙放送されていました。
はじめは雑用をしながら見ていたのですが、
いつのまにやら、コタツに入って真剣に見て
号泣していました(笑)。
『東京ラブストーリー』は、一般的に若者向けのドラマです。
賢明で自由にまっすぐ生きる行動派の主人公の女性・リカ(24)が
同じ職場に働く、優柔不断だけどとっても優しい男性カンチ(24)に恋をして
ガンガンアプローチし、二人は恋人同士になりました。
が、ドラマ後半、リカが優秀で、ロサンゼルスに転勤が決まったことと、
カンチが高校時代に片思いしていた女性が忘れられず、
二人の女性の間で気持ちが揺れていたことで、すったもんだがあり
結局、彼のその気持ちを察したリカは、自ずから彼に別れを告げました。
最終回、三年後になりました。
カンチは結局、その高校時代の片思いの女性と結婚していて
リカは東京に戻って別の会社に就職していました。
ある日、東京で偶然再会した二人は
最後のシーンで、二人で過ごした思い出を
かけがいのない時間だった・自分の人生に無くてはならなかった時間だった
と語り合い、お互いを尊重し合い、励ましあい、
また二人は別の道に向かって歩いて行き、ドラマは終わりました。
私は、中学二年生の時、そのドラマを見て
「何故主人公の二人は結ばれなかったんやろ〜〜〜(>_<)!?」って
憤っていました。当時の『トレンディ・ドラマ』ではほぼ100%
主人公の男女は結ばれて最終回を迎えましたし、
当時は『夢見る少女』でしたので、今よりも更に幼稚だったんです(^^;)。
が、この歳になってようやく、そのドラマの製作者が主人公達を通して
本当に視聴者に言いたかったことがもう一回今見たことによって
よく分かりました。(私もチッター成長したな〜〜〜・笑)
それは、「結ばれることだけが、大切なこと(経験)ではない」ということ。
(つまり、「成功だけが、人生にとって大切なことではない」)
そして、
「相手を本当に好きで、本当に幸せになって欲しいからこそ、別れを選ぶこともある」
(つまり、一番大切なことは自分の意思ではなくて相手への愛である)
このようなことが理解できました。
主人公・リカの苦悩の気持ちや前向きな生き方が
私はとても共感できました。
一方、カンチが田舎から東京に上京したての頃、
慣れない東京生活に不安を抱いていると、リカが
「何も分からないからこそ、そこには楽しみがある!」
という超前向き発言がとてもジーンときました。
これは、今の私の生き方・考え方とも合致します。
私はそのドラマが15年前のものであっても、
リカの生き方が好きです。
ちょっと目指していたりします(笑)。
「名作」って、いつまで経っても「名作」ですね。