夜のやねうら美術館

戸倉上山田中学校の中平千尋です。明日2月4日土曜日、いよいよ作品を搬入します。
長野県信濃美術館主催の「夜のやねうら美術館」に出展するためで、同展は長野市善光寺の長野灯明まつりの関連企画。平成16年から行われており、今年で3年目になります。会期は2月11日(土)から2月19日(日)まで。夜間のみ開館されます(午後8時まで。入館は午後7時半まで)。

なぜ屋根裏美術館という名前かというと、信濃美術館の3階講堂が展示場所なのですが、そこの壁が煉瓦作りで、まるで「屋根裏みたい」だったので、このように命名されました。そもそも、この「やねうら美術館」は、戸倉上山田中学校2学年選択美術で行っている「暗闇美術館」を見た信濃美術館学芸員・伊藤羊子氏が、気に入ってくださり、「なんとか一般公開できないか」と、同美術館で毎月第三土曜日に開講されている「やねうら美術館講座」を受講している一般の方々の作品とともに、展示されることになったものです。

今日の授業は、作品搬入前の最後の授業でした。一般公開ということで緊張感のある制作が続いています。大きな鼻を形作り、会場入り口を鼻の穴に見立て、一歩足を踏み入れると、大きな銀河を見ることになるという「鼻の世界にお入り」という作品。昔懐かしいくみ取り式トイレのふたを取るとびっくりするような仕掛けのある「○○さんのかくれんぼ」など、子どもの世界を形にしたような不思議な空間が明日の搬入で見えてきそうです。