ナマケモノ倶楽部が活動しているエクアドル・フニン村では、現在、鉱山開発に頼らないエコツーリズムや自給型農業をめざしています。エコツーリズム事業の核となっているのが、2F建てのキャビン。年間800人が国内外から訪れています。
ナマケモノ倶楽部でも、年2回、乾季(9月)と雨季(2月)にスタディーツアーを企画、これまでに100名近くのナマケモノ会員が、フェアトレードの現場を訪れ、また雲霧林(うんむりん)やマングローブ林などの自然を感じています。
キャビンの管理人を務めるオルガさんの長男ロビンソンくん(12)は絵を描くのが大好き。村で唯一中学校に通っています。他の子どもたちは経済的な事情で小学校卒業後働くことが多いのですが、ロビンソンくんは「勉強がよくできるから」と小学校の先生の推薦もあって隣村の中学校に通っているのです。
右のイラストは、ナマケモノスタッフのリエさんがフニン村を離れるとき、「ぼくの得意なものをプレゼント」と描いてくれたのだそうです。教科書のイラストを写したものなので、フニンの動植物でないのですが、これからフニン村のイラストなども描いて送ってもらえたらうれしいですね。
■フニン村の鉱山開発問題については、こちら。