JENはこれまでハンバントタ県の32の村で、津波に遭った人たちに心のケア活動を行っています。魚網作り、野菜栽培などの活動を通して行うカウンセリングは好評で、1〜2ヶ月という短い間でも、被災した人たちが津波の傷を癒すのに大きな効果をあげてきました。

 しかし、中には津波による精神的なダメージが特に大きく、活動終了後も更なるケアを必要とする被災者の人たちもいます。JENはこうした人たちを対象に、『心のケア』フォローアップ事業を始めました。フォローアップ活動では、ソーシャル・ワーカー以外に、村出身のコミュニティーワーカーを中心に、村の人たちが主体となり活動を行います。

 2月27日、津波被災村から選ばれた15人のコミュニティーワーカーを対象に、事前研修を行いました。自身も津波の被害を受けたというコミュニティーワーカーたちは、活動参加に大変意欲的で、研修中も活発な意見が交わされました。

 3月上旬より、村との協力によるカウンセリング活動を開始します。未だ津波による辛い気持ちを抱える人たちが心の傷を癒し、新しい生活を始めていけるよう更なるサポート行っていきます。

アサヒコム「国際支援の現場から」好評連載中!