生徒の意欲が高まった理由

中平です。平成15年度「光の美術館」は、生徒の制作意欲の高まりに驚かされ、なぜ意欲が高まったのかを考えるきっかけとなりました。夏休み中や、休日の部活動のあとなど制作に登校する生徒がとても多かったです。
ある図工美術の先生方の集まる研究会で、助言者の先生が、「今までの授業研究では、生徒は様々な手だてや意識付けがあって意欲的な活動ができると考えられていた。今回の活動は、全く自由な制作ということで、常識的には生徒は何を作ったらいいか迷い停滞するのではないかと考えられていた。今回なぜ意欲的にできたのか、是非生徒に聞いてみていただきたい」とおっしゃられました。

私自身、なぜなんだろうと疑問でしたので、生徒に尋ねてみました。「なぜ、こんなに一生懸命作ったのかな?」
すると生徒は、一瞬、先生は変な質問するなあという表情をして、こう答えました。「おもしろかったからですよ。おもしろいことやっているからじゃないですか?」
真実は、いたってシンプルでした。