この時期、山や川沿いに咲くサクラの淡いピンク色が町を彩り、美しい風景を眺めながらの作業はいつになく心が弾みます。
4月1日の活動には、森の“聞き書き甲子園”に参加経験があり森へ関心を寄せる大学生2名が活動に参加しました。
「竹を伐るのは初めて」という二人は、グリーンセイバーの方々から竹の伐り方や枝の落とし方を教わり、竹を伐る感触や枝を払う手応えを楽しんでいるようでした。
階段の傷んだ足場を修理する作業では、杭打ちの順番の取り合いでしたが、寧ろ学生達の慣れない手つきにグリーンセイバーの方が緊張していました。
昼食には、タラノメやドクダミ、タンポポなどを摘んで天ぷらにして春の味覚を味わい、その後フィールド散策に出掛けました。急な階段に沿って群生しているタチツボスミレが美しい紫色の花を咲かせて迎えてくれ、疲れを癒してくれました。フィールドの外まで足をのばして二宮の海が見える展望台まで行きましたがあいにくの曇り空。残念でしたが、「次回の楽しみに取っておくのもいいかな」と学生たち。
気がつけばあっという間に一日が過ぎていて、「また来たい!」と言う学生たちの言葉に二宮の魅力が少しずつ広がっていくのを感じました。