小布施 取材・社員旅行

にっちスタッフ総勢6人で、長野県小布施町
取材を兼ねて一泊ドライブ旅行をした。

小布施の町は、他所から移ってきた人を町ぐるみで温かく迎える町だという。
今回取材した女性も宿で出会った女性も、
この町に移り住んできた小布施大好き人間。
口々に、「住民の住民による住民のための町作り」によって、
小布施がどんなに素晴らしい町に変貌してきたかを、
息つく間もないほど情熱的に紹介してくれた。

「花いっぱいの町作り」を目標に、希望者には助成金を出して、
100人以上をガーデニングの視察の為ヨーロッパへ送り出した。

オープンガーデンとして自宅の庭を一般に開放している家は70軒あまり。
一軒一軒の家の地図と写真、メッセージなどを紹介した
オープンガーデンブックも発行されている。

毎日曜に開かれる朝市。
昔の小学校にあったような鐘をおじさんがカラーンカラーンと鳴らすと、
朝市が始まる。
「味噌汁もう飲んだ? おにぎりも食べていってよ」と
あちこちから声がかかり、農家の奥さん達が手作りの漬物などを運んできてくれた。

泥のついた新鮮な野菜、米、牛乳、着るものまでが飛ぶように売れていく。
ここはお年寄りの憩いの場にもなっていて、みな美味しい美味しいと大喜び。
「これが楽しみなんよ」と隣の人たちとの話も一段とはずむ。
 
あるオープンガーデンでは、縁側に座ってお茶をいただき、皆で記念撮影。
お土産までいただいて帰ってきた。

ここも見ていって、あの人にも会っていって、これも食べていって・・・
と親切に声をかけてもらい、
小布施の「おもてなしの心」の温かさを実感しつつ帰途についた。

往復1100キロの移動も何のそのの、楽しい旅だった。(Ristuko)