桜の季節に誘われて・・・

今日は日曜日☆

「個人事業主」の私は、今日もいつもと変わらず

「おシゴトモード」で、せっせと

シゴトをこなしていましたが、

「今日こそは、スポーツクラブのプールで泳ぐぞ!」と腹をくくり

出かけることにしました。

すると、近所の永畑小学校(私が卒業したトコ)の

桜の吹雪があまりにも美しいので

誘われるように、小学校に行ってみました。

ぱぁ〜っと、風が吹く度に

薄ピンク色の花吹雪が、ひらひら舞っていく・・・。

何とも言えない美しい風景にしばし沈黙。

それから、今から24年前のこの時期、

この桜たちに見守られながら、この小学校に

入学してきて、18年前に

この桜たちの膨らんだつぼみの下で

卒業していったことを思い出しました。

29歳の今の私は毎日毎日、その日その時の暮らしや仕事に

没頭する日々を送っていて、

「自分って、何て薄っぺらい、怠慢な生活を送ってるんやろ」って

嘆きたくなる時もありますが、

そんな昔の「自分のルーツ」を思い出すと

「何やかんや、がんばって29回もこの春を歩んできたんやな」って

なんだか嬉しい気分になりました。

相変わらずダメな自分にも、母校の桜は、

あたたかく私を迎え入れてくれたことに

そっと感謝しました。

空から舞い降りてくる花びらを

順に下に追っていくと

トーテンポールが見えました。

これは、私が小学4年生(今から20年前)

「おもちゃ木工作クラブ」に入っていた時

そのクラブで創ったものです。

ペンキもだいぶ剥がれてきて、片方の翼が

無くなってましたが、健在でした。

この作業をした時「ここ彫るのん、苦労したなー」とか

「体育館の二階でみんなで彫っていて、下でバスケットクラブが

練習しているのを見て、五年からはバスケ部に入ろうって

決めたよな〜」とか、またまたなつかしい思い出に包まれていました。

実は20年前、私たちがその場所にトーテンポールを立てる前には

別の古いトーテンポールが立っていました。

小学4年生だった私は、何の躊躇いもなく、そのトーテンポールを

みんなでヒッコ抜きました。

その古いトーテンポールにも、今の私のように

「誰かの素敵な思い出が詰まっていたんやなー」とも

今の私は分かるようになりました。

これは、いい成長をしている証だと思います。

これからまたちょっとすると、このトーテンポールも

小学生の手によって、ヒッコ抜かれなくなってしまうだろうけど

それを嘆くことなく、素敵な思い出たちを忘れないで

これから先も、色んなことに感謝しながら

生きていきたいな・・・と思いました(^^)。

さびれゆく

トーテンポールが

私には

自分の歩んだ

キセキに思える