小石川植物園 観察会「やさしい植物の見方」報告

去る5月4日に小石川植物園で行われた勉強会“やさしい植物の見方”には、これから植物や生態系の勉強をはじめようという意欲ある方々が35名集まりました。
グリーンセイバー検定委員の片山先生に解説をしていただきながら、植物を観察するときのポイント鮮やかな新緑のなかで学びました。

「オオモミジの葉に切れ込みが多いのはなぜか?」

「サンショウの葉‘1枚’はどの部分を指すか?」

と、片山先生が親しみある京都弁で質問すると、参加者も先生の話にぐいぐいと引き込まれていました。

(オオモミジの葉に切れ込みが多いのは、下の方の葉にも日光が当たるように。サンショウの葉は1〜2cmの楕円形の小葉が5〜9対ついたものが‘1枚’。)

参加者の方々からも、「何気なく咲いている花や木のかたちや特徴に日照などさまざまな理由があることを知り、これから植物の見方が変わると思う」とか、「それぞれの植物の観察ポイントがわかって本当にためになった」などと、驚きや感動の声をたくさんいただきました。

樹木・環境ネットワーク協会ではナチュラル ガーデニング クラブのフィールド活動として、園内の分類標本園の除草作業を定期的に行っています。
次回の活動は6月3日(土)、それ以降は3週ごとの土曜日が活動日となります。
植物園の広大な緑のなかでの作業も、活動後の植物観察も、楽しく充実した時間です。
是非ナチュラル ガーデニング クラブの活動にもご参加下さい。