先日、登戸で実施した「かえっこ」に参加してきた。
今回は少し趣向を変えて「かえっこ」を紹介したい。
「かえっこ」は福岡在住のアーティスト藤浩志氏が発案したワークショップ。
その中心的な柱は、いらなくなった玩具を子どもたちが交換する
つまり「玩具をかえっこ」する遊びだ。
子どもたちはいらなくなった玩具を
「かえっこ」の銀行に持っていく。すると、玩具に応じて
「かえるスタンプ」を押してもらえる。そこそこだと1ポイント
まあまあだと2ポイント、なかなかだと3ポイント
銀行マンが感動したら少し多めに。
銀行が仕入れた玩具は仕分けされ、お店へと並べられる。
子どもたちは自分の欲しい玩具を見つけたら
自分の持っているポイントで購入できる。

単純な遊びだが、「かえっこ」に携わったさまざまな人たちの手で
新たな仕掛けが増えていった。
まずは、玩具を持ってくることができない子どもたちのために、
ポイントを獲得する仕掛けが必要だ。
これにはさまざまな方法が。それこそ、銀行を手伝う、
玩具の仕分けをする、お店まで玩具を届けるなどの手伝い。
「かえっこ」を主催する団体が設定したアート的なワークショップに
参加したり、遊びに参加したり…工夫はいろいろできる。

オークションも後からできた仕掛け。
あまりに素晴らしい玩具がくると、子どもたちが取り合いになってしまうため
最後にオークションをしようというもの。
すると、子どもたちはポイントをたくさん貯めるために働く、働く。
登戸のオークションでも盛り上がって
競り落とした子どもは満面の笑みを見せていた。

単純だけに、さまざまな仕組みができる「かえっこ」
実施してみたい人、団体は、かえっこのホームページを
http://www.kaekko.com/index.php