家庭教育・次世代育成のための指導者養成セミナー その1

5月27日・28日と独立行政法人国立女性教育会館の主催する
家庭教育・次世代育成のための指導者養成セミナーに出席した。
このセミナーの内容について、シリーズで少しずつ紹介したい。

今回のテーマは、「子育ての新たな支え合いと連帯の推進」。
「子育ての新たな支え合いと連帯」は、国が平成16年に策定した
少子化社会対策大綱でも、3つの視点、4つの重点課題でともに出てきている。
3つの視点、4つの重点課題で共通するのはこれだけである。
それだけに、重要な視点であり、課題でもあるのだろう。

初日のプログラムは、静岡大学教授松橋恵子氏の講演に始まり、
文部科学省・内閣府・厚生労働省の担当者による国の施策説明、
交流会などが実施された。

松橋氏の講演は、「新たな支え合いと連帯で子育て・親育て支援社会をつくる」
というテーマで、フランスやスウェーデンの施策などを紹介しながら
これからの日本の施策などについて考えるもの。
今日の新聞には日本の合計特殊出生率が1.25になったと発表になっていたが、
フランスやスウェーデンも少子化傾向はあるが比較的、国の施策などが
功を奏してそれぞれ1.89(2003年)、1.71(2003年)とやや回復傾向にある。

フランス・スウェーデンの施策の特徴については次回触れたい。