ハンガーマップって知ってた?

「大人の学校」の食を考える連続講座の2回目、『私の食が世界・地球をつくる〜体験!大人のための総合的な学習の時間プログラム』が開催された。

毎度のことながら、CSまちデザインの近藤さんの幅広いパワフルなお話に引き込まれての2時間。今回は小中学生の総合学習のためのプログラムを駆け足で体験させてもらった。

天ざるそばやチキンカレーなどの食材から輸入の実態を知り(写真は、白地図上に輸入した食材を置いてみるというもの)、そのなかでも断然アメリカや中国の多いことを知り、食べ物を輸入するという事は相手国の資源を大量に搾取することを知る。

バーチャルウォ—ターやフードマイレージなどカタカナの難しい言葉も盛り込まれて、地産地消の大切さが説かれる。

1960年台からの高度経済成長時代、耕地面積は減少し第1次産業に関る人口も減り、私たちの食生活も急激に洋風化した。

日本の中だけをみると、あふれる食べ物に囲まれてしかもしかも国内で消費する食物のなかには無駄に捨てているものの割合も多い。ハンガーマップ  を見ると、そんな日本の飽食をよそに飢餓の国が多いことがわかる。しかも日本よりも食物自給率が高い国もあったりする・・・。そこで、さて自給率を上げるにはどうしたらいいかな、自分でどんなことができる?国としてはどうしなければならないと思う?とみんなで考える。

小中学生に向けて組み立てられたプログラムだが、大人にも十分考えごたえがあった。帰宅して中学生の娘に君たちの学校の総合の時間って何してるのと問うと「別に」というそっけない返事。特に何もやっていないらしい。娘たちにもぜひこのような学習の時間を持ってほしいなあ〜。

by いーはとーぶ