中平です。今日は、作品完成後必ず行っている「相互鑑賞」についてお伝えします。
相互鑑賞とは、クラス全員の完成作品について感想を書いていく活動です。コメントが書かれた紙は作品の裏面に貼られ、作品と一緒に残ります。「グラデーションがきれいに描けているね。」「アイデアが○○くんらしいね」などの感想が書かれます。
「先生、私、相互鑑賞好きだよ。有名な作品見るより好きかも知れない。」と言ってくれる生徒がいました。
鑑賞は、まず有名絵画から始まるのではなく、同じ教室にいる仲間の作品を見て、感想を書くというところから始めたいものです。お互いのよさを見つけ合い、言葉にしてあげることは、人間形成や学級作りに役立つと思いますし、作品という形がある以上、美術教育だからこそ出来る学習であると思います。
「とがび」での学芸員活動やお客さんとの交流も、この作品完成後何回も繰り返し行う相互鑑賞とつながっているのです。