ゲルセット村は帰還民のために作られた定住地で、住民の9割が帰還民です。
 5月4日、JENのトラクターと機材の譲渡式を行いました。

 組合の女性たちは、今年はこれを使って、自分の土地を耕すことができます。譲渡式では村の村長さんが演説し、組合長のセベネさんが署名しました。

 同じく挨拶した組合の経理担当者ソフィアさんは、このゲルセット村の出世頭です。
ソフィアさんは支援物資と日雇い労働で生活する最も貧しい女性の一人でした。
2年前、2,000円のもとでを借りて、30km離れた町から洋服を仕入れて、村で販売する商売を始めました。一生懸命働いて、今では村の市場にお店を出しています。
その才能がかわれて、今回、トラクター組合の経理担当者に選ばれました。

 経理担当者はトラクターの燃料や維持管理に係るお金を管理する大変、重要な役割を担っています。もちろん、読み書きと計算ができなくてはいけません。
写真で彼女がもっている大きな帳面が、彼女が管理する出納帳です。後ろの壁にかかっているのが、彼女が販売している洋服です。

 彼女の活躍で、JENが譲渡したトラクターが長持ちするように維持管理されることを願っています。

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