“鯛や”さんで、7月21日から始まる企画展「わが家の戦争体験」の展示準備を“鯛や”ご主人の森さんと、カコアメンバーのSさん、Iさん、Yさん、私とでおこないました。
2Fの展示会場は、大量な戦争期の史料で足の踏み場も無い状態。この膨大な史料を夜な夜な(?)お一人で整理されていたとは、森さんおつかれさまです。
というわけで、さっそくお手伝い。
まずは、新聞(太平洋戦争期)の号外や写真、絵ハガキなどを、手にとって見てもらえるように一枚ずつファイリング。どれもきちんと保存されていたようでとても状態がよいです。
次に、防空頭巾を立体的に展示するために、ぷちぷち等を利用して顔を作るも何だか妙に生々しくてぞわぞわ〜っとしました。
整理や準備をしていると、森さんのお母様がつけていた日記がみつかりました。
戦争中の様子を書き綴ったもので、終戦の日は真っ白。毎日欠かさずつけていたのにその日とそれから2、3日は真っ白です。
これは、本やテレビで知る戦争の記録よりも、私にとってとてもリアルな衝撃でした。
また、日記には、森さんが生まれたときに名前の候補が2つあったことが書かれていて、いろいろ悩んだ末にとても素敵な理由と共に森さんの名前を選んだいきさつが書かれていました。
これは、森さんも知らなかった、今明かされる事実。
「愛ですね〜」と和む一同。
モノが残っているということは、想いや気持ちがそこに残っている、その人と時代がそこにあるということなんだなと改めて実感しました。生の史料に触れることで、一瞬にして知らないはずの時代の空気やにおいまでをも知ることができます。
みなさんも今年の夏は、森家2Fにて60年前へのタイムスリップ体験をしてみませんか?
お昼はめちゃうまの鯛めしを食べてやる気充電!!
「わが家の戦争体験」ももちろん見に来ていただきたいですが、“鯛や”さんの鯛めしも絶対に食べておくことをお勧めします!天然の鯛です!その日朝3時ころまでは三津浜を泳いでいた鯛です。これはすごい。要予約!
(yoshiko)