6月から始ったインターンシップも1ヶ月が過ぎました。
未だに勉強不足で分からない事ばかりですが、これまでは想像しているだけだった環境NPOの活動を実際に覗いてみて、その奥深さを感じています。
これまでは環境保全活動と言うと、フィールドでの活動がメインで、実際に自然の中で何かをするものだ、と漠然と捉えていました。もちろんそうした活動はたくさん行われています。しかし、そうした活動を行う前には、当たり前のことですが下準備・広報など様々な仕事があって、そこにはたくさんのNPOの職員の方々やボランティアの方々が関わっています。そうした部分はこれまでの生活をしている中ではあまり知る事が出来ないので、大変貴重な体験になっています。
私が現在させていただいている仕事はそうしたフィールドの活動というよりも、協会の事務所での作業がメインです。事務所でパソコンにデータを入力したりと、一見普通の事務作業なのですが、こうした一つ一つの仕事が協会の環境の保全活動に繋がっているだと思います。
そもそも私がこのインターンシップに応募した動機というのは、これまで様々な社会問題に関心を寄せつつも、なかなか行動に移せずにいた現状を「どうにか変えたい」と感じたからです。そんな中で、損保ジャパン環境財団のCSOラーニング制度というものを知り、応募するにいたりました。そして現在、協会でインターンシップをさせて頂いています。
しかし環境問題に関しては様々な関心事の中の一つに過ぎず、これといった知識も無く、はじめはCSOが指す意味すら知りませんでした。更に実際に活動を通じて、自分自身のこれまでの環境に対する意識の低さを痛感し、ますます勉強すべきことが増えてきたように感じています。
加えて、このラーニング制度に集まってくる他の大学生・院生は皆意識が高い人たちばかりで、ミーティングなどでは毎回新しい発見があります。そして、その中で活動していく事にとても刺激を感じています。
これまで考えているだけであった私ですが、こうして僅かでも一歩踏み出した事で、何か現状が変われば、と自分自身で期待しています。そして、環境も同じだと感じています。「自分ひとりくらい」とか「誰かがやるだろう」とかではなく、それぞれが現状に危機感と問題意識を持って、何でもいいから行動に移してみることで、環境は変わっていくのだと思いました。こうして感じた事を、まずは自分の周りに居る人に伝えていきたいと思っています。