サイクリングと流れ星・前編〜7月31日日記・PART2〜

29日夜大阪発の夜行バスに乗り

長野にサイクリングしに行きました。

サイクリングとは言っても、普通のサイクリングと違って

「ピースサイクル」という自転車に乗りながら、

普段忘れがちな戦争のことや平和のことを考えるNPOです。

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ピースサイクル全国ネットワークホームページ
http://blog.peace-cycle.main.jp/
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右の写真は、私がデザインした

今年の全国ピースサイクルのパンフレットです。

このような大役を引き受けて、本当に光栄です。

ひょんなことから、この運動に参加しだして9年、

長野ピースサイクルに参加しだして6年になります。

毎年この季節は、私たち日本人にとって

『平和とは、空気のように当たり前に存在するものではなくて

私たち一人ひとりが作っていく、そして守っていくもの』ということを

再確認する季節でもあると私は思っています。

国際平和という大きな平和から、

自分と自分以外の生物との関係の平和・・・

いろんな平和を指すと思われますが、

私はそれら全てが大切だと思っています。

車が多い幹線通りも結構ありましたが

自転車で走るコースは、素敵な田舎風景ばかりです。

私は、長野ピースのおじさまのいい自転車をお借りして

結構ラクにサイクリングを楽しませていただきました。

ただ自転車をこいでるんではなくて

写真のようなものをつけて走りました。

ここで憲法9条などの改正云々の議論をする気はありませんが、

どうであれ、この世界が平和になって欲しいと切に願っています。

この長野ピースは29日〜31日の3日間

上田市から新潟県の上越市までの距離を走ります。

私は用事があった関係で、2日目のみの参加でした。

その2日目には、長野県と新潟県を区切る

『牟礼(むれ)の坂』という強烈な坂があります。

5キロはあるんじゃないでしょうか?

私はこの坂を自転車で登るのは3回目です。

私、思うのですが・・・

サイクリングって、『人生の縮図』だと思うんです。

はじめてこの坂を登った23歳の時

私は今よりもずーっと大きな問題を抱えていました。

はじめは「なんでこんなしんどい思いして

坂登ってるんやろ?」って思いながら登っていたのですが

いろいろ考えながらも登りきった瞬間、

普段の生活ではなかなか味わえない達成感と感動がありました。

そして今まで悶々としていたキモチがいい意味で

吹っ切れたんです。

その夜一晩中眺めた美しい星空と、自分の笑顔は

一生忘れません。

それからの私は、人生がどんどん好転していきました。

そんな23歳の頃を思い出しながら

ペダルをこいでいました。

〜つづく〜