世界のイジメ その1

イジメの総合的研究 6
清永賢二編 信山社より

アメリカのイジメ
*ノルウェーのベルゲン大学教授
 Dan Olweusは 教授手段の1つとして
 『皮肉』を使う教師たちから生徒たちは
 イジメを学んでいると指摘している。
 教師は皮肉を手段として使うべきでないし
 教師がやめなければ
 生徒はそのような行為をしてもいいと
 教師が考えていると信じ込んでしまうと
 教師の態度にもイジメを誘引する
 要素があることを指摘している

*いじめを解決するためには
 教職員や親のイジメに対する認識を
 改善することも必要である
 そこで、イジメは成長過程の通過儀礼ではなく
 イジメる側にもイジメられる側にも
 後の成長に非常に大きな悪影響を及ぼす
 問題行動であり、適切な介入が必要なものであること
 教職員や大人が責任ある傍観者として
 行動することがイジメを抑止することについて
 効果的であることを認識させるための
 プロジェクトも各地で展開されている
 ここには地域のマスメディアや関係機関
 団体の専門家も協力している点が
 我が国の対応と大きく異なる点である

(イジメは小学生から始まり中学生でピークになるのは
 日本だけでなく、多くの国で見られる傾向のようです
 そうすると受験のストレスなどだけでなく
 思春期の問題としてとらえなければなりませんね)

<ギボウシもなつかしい花です>