不登校中学生の次の進路・・・「神戸自由学院」のすてきなPR

 フリースクールの高等部として生まれた「神戸自由学院」が兵庫県の教育委員会に高卒資格の取れる「技能連携校」として認可されました。県内では加古川の播磨西高等学院に次いで2校目です。

 いろいろなサポート校があり、僕ら阪神間のフリースクールのスタッフが1年半にわたって調査し、会議をし、実際に教育現場を視察させていただきました。不登校生にとって適切な進路を考える「進路相談員養成セミナー」も開き、定時制・通信制・専修学校・単位制・サポート校などあちこちの学校から講師を招いて説明を受けました。

 しかし、安心してまかせれる状況にはなく、不登校についても理解のない教育者が多いことにも気づきました。教室に入りにくい子どもたちの気持ちが理解できないというスタッフがいました。子どもが学校へいくのは当然の義務だという考えから抜け出せない教師たちに、どうして不登校の生徒の心が理解できるというのでしょう。とりあえずニーズに合わせて営利目的で、全国チェーンを展開する多くの通信高校に、本当の意味で子どもたちをあずけたくないなあと思いました。

 「安心して、まかせる学校がないね」というのがスタッフらの意見でした。

 「それならば自分たちで、小さくてもいいから、不登校生の側に立った学校を創ろう」と考え、それぞれが自分のフリースクールにもどって新しい取り組みを始めたのです。

 どうか、ネームバリューに動かされず、じっくり学校の様子を観察し、実際に通っている生徒の話なども聞いた上で、進路を決めてください。

 「神戸自由学院」はアットホームな学校です。少人数で、フリースクールの小中学生とも一緒にイベントや共同作業や表現活動を行っています。学習もできるだけその子の学力に合わせて個別指導を中心に行っています。こんなに自由にマイペースで学べる場所はまずこの辺りにはないと思います。ぜひ一度見学においでください。
スタッフ一同お待ちしています。

 神戸自由学院 代表 田辺 克之