東山魁夷班と三つの企画

どうも、小林です。
今日は信濃美術館さんに提案した企画の詳細について紹介します。

プランA「マジックプレート」プロジェクト
[ねらい]
お客さんとワークショップを行うことにより、今年のとがびのテーマである「戸倉上山田に関係した(題材にした)作品・展示」を遂げると共に、東山さんの作品に多く見られる「水面に反射する風景」を体験することで東山さんになった気がする。
[概要]
厚紙を二つに折り曲げ、片方に絵を描きます。絵の描いていない方に反射板を貼り付け、東山さんの作品に多く見られる「水面に反射する風景」を体験してもらうワークショップを行います
①厚紙と反射板を用意し、厚紙を二つに折り曲げる
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②当日、お客さんに厚紙の内側の片方に好きな絵を描いてもらう
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③描いてもらったら、絵の描いていないもう一方に反射板を張る
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④完成したら、持ち帰ってもらう。(置いていってもらっても良い)

プランB「カット&ペースト」プロジェクト
[ねらい]
アンケートを行うことにより、地域の意見を展示に反映させて、今年のとがびのテーマである「戸倉上山田に関係した(題材にした)作品・展示」を遂げると共に、「信濃美術館」や「とがび」の宣伝活動にもなる。
[概要]
大判の用紙に拡大コピーした東山さんの作品を、パズルのように分割し、箱に入れておきます。それをお客さんに一人一枚ずつ、もう一枚の台紙に張っていってもらい、完成すると作品が浮かび上がるというものです。
①戸倉上山田の各地でアンケートを行う(目標250人以上!)
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②アンケートで一番人気だった作品の画像を、コンピューターでマス目状に分割する
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③それを大判の用紙に印刷をして、マスにそって切る。一枚ずつに番号を書き入れ、箱に入れる
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④もう一枚、台紙を用意する。これにもマス目状に線をいれ、その中に番号を書き入れる(これは切らない) 
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⑤当日、お客さんに③の用紙を引いてもらい、あらかじめ掲示しておいた④の台紙の同じ番号のところに張っていってもらう

プランC 「KAII DE リゾート」プロジェクト
[ねらい]
実際にスポットに行ってもらうことで、地域(戸倉上山田)との関わりが生まれ、屋外で作品を見るといういつもと違う感覚を味わう事ができる。
[概要]
当日、来てくれたお客さんに東山さんの絵のサンプルを貸し出して、東山魁夷班が探してきた「東山さんの絵を更に気持ちよく見てもらえるスポット」へ行ってもらいます。
そして、学校に帰ってきて感想を書いてもらいます
①東山班が5つのテーマに沿って、戸倉上山田のスポットを探してくる
 ※5つのテーマ=川・山・風・光・音
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②当日、探してきたスポットの住所と写真を張り出す
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③お客さんに東山さんの作品のサンプルを貸し出し、スポットに行ってもらう
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④再び学校に戻ってきてもらい、その場所で絵を見た感想を書いてもらう

以上、企画は全部で三つあるんですが、学芸員さんはCプランに一番興味を持ってくださったみたいでした。提出した企画書には分かりやすい様に図や写真などを載せたんですが、残念ながらここには載せられないみたいです。なので、文章だけでは分かりにくいと思いますがご了承ください。今後の課題はこの企画をもっと具体的にすることなので頑張りたいと思います。