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大野田小学校で行われた、大野田地区防災懇談会に参加した。
大野田福祉の会が中心となって、大野田小学校を学区とする地域の様々な防災に関係する団体や個人の方が参加して開催された。
大野田小学校は武蔵野市でも有数の防災設備を整えた場所。要塞といえるような設備を学校の地下にいくつも備えている。
発電機・・・最近はずいぶん増えてきたが、停電後数日間は油で発電可能
貯水槽・・・大量の水を溜める事が出来、また井戸水もくみ上げる事が出来るようになっている。プラス、飲料水とその他の水を分けているため効率よく使用可能。
地下ポンプ・・・大量の水をくみ上げる事が出来る。消毒をすれば飲み水に使用可能。最大の利点は、トイレの水に困らない。地下ポンプからくみ上げた水をトイレにつなげる事が出来る。
防災倉庫・・・食料から日用品まで様々なものが備わっている。アレルギーに配慮した食料まで存在する。
100年後も存在する建物・・・大野田小学校のコンセプトは100年後も利用できる建物らしい。それだけ頑丈に出来ているし、様々な状況に対応できるようになっている。
以上のような、学校防災設備見学から大野田防災懇談会はスタートした。
2部では、夕食(アルファ米&豚汁)のあと、地域の様々な団体が挨拶をする。
本当に様々な団体が防災に取り組んでいる事がわかる。
市役所防災安全部から災害時の取組みの話を聞き、それぞれが意見を述べて終了。
3部では、災害時と同様実際に体育館に泊まる。
と、その前に、最後まで残った皆さんで、懇親会と称した宴会??を。9時から飲み始め気づけば夜12時に・・・。延々ビールと非常食で語り尽くす。
さて、本題の宿泊研修。災害時に与えられるのは、薄いマット(本当に薄い、体痛い)、毛布1枚です。体育館に10名程度の宿泊だったから、風通しよくすれば眠れたが、災害時100人程度がすし詰め状態で集まったら暑くて寝れない、雑音で寝れないだろう。それくらい、環境は悪いです。
大野田防災懇談会全体を通して、最大の成果は2部で様々な団体の方と知り合いとなれ、懇親会で飲みながら仲良くなれた事だろう。
災害に立ち向かう最強の武器は、最新設備の学校ではなく、人と人との交流だと思う。
市役所の方も何度も言われました、「地域の皆様が自主的に組織運営をして下さって、リーダーとなって下さる方が出ると、スムーズに進みます。逆に、組織が出来ないと設備があっても混乱してしまってどうしようもないです。」
交流する事と、災害に備えて日頃から訓練準備を整える事で、対応の遅れによる、被害拡大やストレス増大を減らす事が出来ると思う。
今回は改めてそれを感じた。
今後もこのような活動に参加し続けたいし、行っていきたい。