中国の環境ドキュメンタリー映画祭での上映決定! 「小さな町の大きな挑戦」明日上映です。

うづです。

南日本放送の山縣由美子監督のドキュメンタリー
「小さな町の大きな挑戦ダイオキシンと向き合った川辺町の6年」が、
中国で初めて開催される国際環境ドキュメンタリー映画祭で、上映されることが決定しました。

この作品、明日、新宿御苑での上映会で観ることが出来ます。
ぜひご参加くださいね!

それでは、山縣由美子さんが、「EARTH VISION 地球環境映像祭」カタログに
寄せてくださったメッセージを紹介しますね。

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10年程前から環境問題の取材には縁があったが、
「対立」や「情報隠し」の話が多いのに辟易していた。
一方、環境問題は国境のないテーマで、私の住む鹿児島で取材したことが
世界の人の役に立つ、という可能性もある。

「対立」より「希望」を伝えたい、と思っていた1997年、ダイオキシン問題が噴き出した。
伝えたい、と思えるモデルケースを探す為、県下96市町村(当時)全ての環境対策担当者に電話をかけた。

70件めの電話で川辺町の亀甲俊博課長と出会えた日のうれしさは忘れられない。
環境行政を町民と共にやり直す町の姿勢は、多くの共感者を引き寄せ、世界的新技術に結実した。
小さな町に地球の裏側からも助っ人がやってくるとは誰が想像しただろう。

一人一人は微力でも個性と心を寄せ合うと大きな事を成せる、というのは、取材の舞台裏も同じだった。
人手もお金も厳しい中、編集もナレーションも自分でという体制だが、6年の継続取材が実現したのは、
取材の意義をわかってくれる人々に囲まれていたから。

「小さな町の挑戦」は「小さな地方局の挑戦」でもあった。
この番組は、川辺町だけの成功物語でなく、多くの人への応援歌になってほしい、との願いをこめて編集した。

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 ○……… EARTH VISION in 新宿御苑 vol.16 ………○
◎●ローカルからグローバルへ人々の力が今を変える●◎

さて、今月の上映会は、「ローカルからグローバル」をテーマに、
人々の力が現状を変えたドキュメンタリーを上映します。

<日時> 
2006年8月27日(日)12時45分開場 13時開始

<協力費> 
500円 中学生以下無料 <予約不要>

<会場>
新宿御苑インフォメーションセンター 
http://www.shinjukugyoen.go.jp/access/img/map.gif
★新宿門の隣にある建物です★新宿駅南口から徒歩10分・新宿御苑前駅から徒歩5分)
(東京都新宿区内藤町11 TEL: 03-3350-4143)

<主催・問い合わせ>
アース・ビジョン組織委員会
TEL: 03-5362-0525 festival@earth-vision.jp

—+++ スケジュール +++—

13:00
砂丘の秘密
[韓国 / 2002年 / 50分 / 監督:チョン・チャンピル]
海岸線に沿ってのびる砂丘の知られざる重要な役割とは。
その砂丘が道路建設・リゾート開発によって失われようとしている。

14:00
小さな町の大きな挑戦ダイオキシンと向き合った川辺町の6年
[ 日本/ 51分 / 監督 : 山縣 由美子 ]
鹿児島県 川辺町はダイオキシン汚染の実態を完全に情報公開。
住民と共に新たな環境対策に踏み出した。

15:00
 □■□ボランティア説明会□■□
上映会スタッフ・広報ボランティア募集中

16:00までに終了予定