スタッフミーティング

不登校の子どもたちが勉強することや
友達と付き合うことや趣味を楽しんだり
個性を伸ばしたりする機会から遠ざけられ
『しばらく様子を見る』という言葉で
社会から置き去りにされていることに
1番つらい思いをしているのは子ども
2番目が親でしょう

学校や行政が何とかしなければと
いろいろ試行錯誤していることはもちろんですが
親ほど切実に受け止めてはいないでしょう
やはり親は子どもと一生の付き合いですから・・・

ただ保護者という名前のとおり
親はどうしても保護するという視点からは
なかなか抜け出せないのではないでしょうか
赤ん坊のころからずっと保護してきたので
そういう習慣が身についているのですね

でも子どもの方はどんどん成長して思春期になれば
親から保護されるだけの自分ではないと感じ始めるわけで
ここに親子のギャップも生じて気持ちがかみ合いません

特に不登校の問題に直面している親子は
せまい家庭の中で互いの思い、甘え、不満などが
ぎりぎりのところでせめぎあい
厳しい精神状態に陥りやすいでしょう
この状態が長く続くと親の責任感も限界を越えてしまい
ついには子どもの不登校の問題から
逃げ出したい 考えたくない 流される
という状態になることもありますが
親も弱い人間ですから1人の力ではどうにもなりません

そこで第3者であるNPOの出番な訳ですが
他人であるNPOだけでは無理難題です
1番の責任者である保護者が積極的に
動き出せば社会の理解も得られやすいし
何よりも親が本気で何かをやることは
必ず子どもに大きい影響を与えるでしょう

以前 引きこもりの青少年支援事業で感じたことですが
中にはお金を払って他人に丸投げしてしまう親がいましたが
それでは親として責任の放棄だし
子ども自身が見放されたように受け止めるとしたら
問題の改善は期待できないのではないでしょうか

当会ではまず保護者向けの講演会を通して
保護者同士が出会い 皆で協力して
親の会『CEPサロン』を作って話し合い
子どものためにできることから始めていく
そのお手伝いをNPOがさせていただきます

<ヨメナの花が咲いています>